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第6戦・オートポリス 10月30日(土)〜31日(日)
 
G'ZOX・SSR・ハセミZ 残念ながらリタイアに終わる。

■ 2004 AUTOBACS JGTC 第6戦『ジャパンGT in 九州 300km』
■ 開催日:10月30日(土)〜31日(日)
■ 天候:予選・晴 / 決勝・曇
■ 観客数:49,500人(31日)

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 残すところわずか2戦となり、いよいよ大詰めを迎えた2004年の全日本GT選手権。G'ZOXが長谷見昌弘監督率いる『ハセミモータースポーツ』とともに挑む、シリーズ第6戦の舞台は、九州は大分県のオートポリス。JGTCとしては、昨年から選手権レースが開催されることとなったサーキットですが、過去にはスポーツプロトタイプによる世界選手権やF3000などが開催されています。

 レースの高い人気を示すかのように、駐車場のナンバープレートを眺めてみると九州一円のクルマのみならず、海を渡ってきたクルマも少なくはありませんでした。天気予報はうまい具合に外れ、天候にも恵まれたこともあり、決勝当日には49,500人もの観客がサーキットを訪れていました。

 今回のG'ZOX・SSR・ハセミZは、予選6番手と好位置からスタートすることとなりましたが、日曜日早朝のフリー走行でスピンした車両に追突。幸い、決勝レースまでに修復はなりましたが、スタート直後のアクシデントに巻き込まれ、1コーナーでコースアウトを喫してしまいます。何とか復帰はなったものの、コースアウトの際にオイルラインの損傷があり、それが原因でエンジントラブルが発生。無念のリタイアを喫することとなってしまいました。

 前回のレースでは予選でミッショントラブルが発生。16番手からのスタートになりましたが、手堅いレース運びを見せて7位まで追い上げることに。厳しい状況からの逆襲を果たしたことによって、またウエイトハンディも40kgにまで減らすこともできたことから、今回のレースではより一層の躍進が期待されていました。金曜日に行われたフリー走行での結果も上々。午前中の1回目では4番手。ウェットコンディションに転じた午後からの2回目も7番手につけることとなりました。

 しかし、その金曜日に降った雨が土曜日の午前中にまで残って、予選1回目の初めはまだ路面がセミウェットというべき状態。しかし、すでに上がっていたこともあって、やがて路面が乾いていくのは明らかでした。開始から間もなく、ライン上からは完全に水がはけ、スリックタイヤでも全く支障なくアタックできる状況となります。今回のタイムアタックとスタートは金石年弘が担当。しかし、前日の雨が路面上のラバーを流してしまったようで、コンディションは一変していたため、ここでは9番手に留まってしまいます。

 2回目には気温も上がり、なおかつ混走のタイミングでしっかりと路面が作られて、コンディションは回復の兆しを見せます。まずはエリック・コマス選手が難なく基準タイムをクリアし、セッティングが確認された後、いよいよGT500クラス単独のセッションで金石選手が本格的にアタック。徐々にタイムが短縮されていく中、金石選手も終了間際に1分43秒587をマークして6番手に浮上することとなりました。

 さて、決勝当日の天気ですが、予報で告げられていたのは雨。それを裏づけるかのように、早朝のサーキットは濃い霧で包まれていました。「まさか、このまま……」と誰もが思ったことでしょうが、実際にはその霧が晴れると、雨など降る気配さえなく、もちろん路面はドライコンディションを保つこととなります。そして、行われたフリー走行。ここで、それまでの好調ムードを覆すかのようなハプニングが発生してしまいます。残り5分というところで、スピンしたマシンにG'ZOX・SSR・ハセミZが衝突してしまったのです。激しいタイヤスモークによって、視界が奪われてしまったがゆえの不運でした。

 それでもダメージは決勝レースが始まるまでにはメカニックたちによる必死の修復で、完全に癒えてまったく走行には支障のない状態に。スタート進行の直前には8分間のウォームアップが行われ、それは確認済だったことから、決勝では予選以上に順位を上げてくることが期待されていました。さて、注目のスタートですが、オフィシャルの不手際からローリングラップが2周も追加されてしまいます。その結果、周回数は63周に短縮されることに。

 ようやくスタートが切られたものの、直後の1コーナーでアクシデントが発生。これにG'ZOX・SSR・ハセミZの金石選手も巻き込まれてしまい、コースアウトしてしまいます。2周分のロスを要しながらも、何とか復帰なった金石選手はそのまま走り続けますが、コースアウトの際にオイルラインを損傷。それが原因となってエンジンにもトラブルが生じ、わずか15周走っただけでピットに戻って、無念のリタイアを喫することとなりました。

 これまで一度もリタイアなく、毎戦着実にポイントを稼いできたのですが、今季初のリタイアによって残念ながらチャンピオン獲得の権利は失われてしまいました。しかし、有終の美を飾るべく、残る最終戦では全力を尽くす所存です。
  次回のレースは11月20〜21日に、三重県・鈴鹿サーキットで開催されます。10月13〜14日に行われた合同テストではG'ZOX・SSR・ハセミZが2番手のタイムをマークしており、相性も抜群であることから、大活躍が大いに期待できるはずです。今後とも熱い応援のほど、是非よろしくお願いいたします。

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長谷見昌弘監督のコメント
「選手権ポイント4位でチャンピオンの可能性を持ったまま挑んだレースだった。マシンの仕上がりも良く十分表彰台を狙える状況だったが、朝のフリー走行でコマスがクラッシュしてフロント部分を大破してしまった。スタッフの懸命な努力でほぼ完璧な状態でスタートラインに並ぶことができた。しかしスタートドライバーの金石が1コーナーで隙を見せた為#39スープラにインを刺され押し出されてスピン。その瞬間今シーズンは終わってしまった。今回のドライバーは金石・コマス共にプロとしては落第点だ。僕から言わせると2人ともプロとして学ぶべき事がまだまだたくさんある。とはいえ、最終戦の鈴鹿が残っているので、何とか優勝をする為、全力を尽くします。」



金石年弘選手のコメント
「今回は予選のアタッカーということでたくさん乗れる時間を与えてもらい車のセットアップも良かったのですが、予選では力を出し切ることが出来ませんでした。それでも6位で表彰台が狙えるポジションだったのですが、スタートで隙を見せてしまい他車に押されてスピンしてしまいました。スタッフ並びにスポンサーの方々には大変ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳なく思っています。最終戦は先日の鈴鹿テストでも良い結果でしたので、最後は優勝することだけ考えてやります。」



エリック・コマス選手のコメント
「朝のウォームアップのクラッシュで首を少し痛め、チーム、関係者、そしてファンの皆さんにご心配をおかけしてしまいました。でも決勝に向けてドクターからも問題なしとOKをもらい、レースに向けてスタンバイしていたのですが…。そのレースもスタート直後の第1コーナーで終わってしまいました。最終戦でのチャンピオン争いに残れる要素がすべて揃っていただけに本当に残念です。」

GT500クラス
順位 NO. ドライバー マシン Time/Diff BEST LAP タイヤ WH
1 1 本山 哲/R.ライアン ザナヴィ ニスモ Z 1:54'34.309 1'45.202 BS 80
2 39 J.デュフォア/A.クート デンソー サード スープラGT 0'05.339 1'45.237 BS 40
3 25 織戸 学/D.シュワガー ECLIPSE ADVAN スープラ 0'09.652 1'44.886 YH 20 (+2)
4 6 脇阪寿一/飯田 章 エッソウルトラフロー スープラ 0'24.242 1'45.271 BS 80
5 12 B.トレルイエ/井出有治 カルソニック IMPUL Z 0'24.717 1'45.711 BS 40
6 37 J.コートニー/片岡龍也 DYNACITY トムス スープラ 0'25.047 1'45.779 BS 50
7 36 土屋武士/M.アピチェラ WOODONE トムススープラ 0'26.394 1'46.131 BS 20
8 35 服部尚貴/脇阪薫一 イエローハットYMSスープラ 0'27.540 1'45.786 DL 20
9 22 影山正美/M.クルム モチュール ピットワーク Z 0'27.806 1'46.205 BS 90
10 100 中野信治/加藤寛規 RAYBRIG NSX 0'31.679 1'45.820 BS +2
11 38 立川祐路/荒 聖治 auセルモスープラ 0'57.078 1'44.639 BS 30
12 32 松田次生/A.ロッテラー EPSON NSX 1'14.340 1'46.692 BS 50 (+1)
13 8 金石勝智/伊藤大輔 ARTA NSX 1'15.425 1'46.183 BS +2
14 18 道上 龍/S.フィリップ TAKATA童夢NSX 1'15.730 1'46.676 BS +1
28 21 光貞秀俊/植松忠雄 フェラーリ 550GTS マラネロ 5Laps 1'48.023 DL  
以上完走(GT500:48Laps)
  88 山西康司/WADA-Q JLOC ムルシエRG-1 33Laps 1'50.729 DL  
  3 金石年弘/E.コマス G'ZOX・SSR・ハセミ Z 48Laps 1'45.344 BS 40

タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1・+2:性能引き上げ措置(1ランク・2ランク)
参加台数:40台 出走台数:40台 完走台数:38台
□ベストラップ  GT500 No.38 立川祐路 1'44.639