G'ZOX・SSR・ハセミZ 次々襲い掛かるトラブルを乗り切り見事7位入賞!
■ 2004 AUTOBACS JGTC 第5戦『もてぎGTチャンピオンレース』
■ 開催日:9月4日(土)〜5日(日)
■ 天候:予選・雲時々小雨 / 決勝・雨のち曇
■ 観客数:51,000人(5日)
 
激戦が続き、日本一の人気を誇るJGTCこと全日本GT選手権。G'ZOXが長谷見昌弘監督率いる『ハセミモータースポーツ』とともに挑む、このシリーズもいよいよ5戦目と大詰めを迎えることとなりました。今回の舞台はツインリンクもてぎ。関東圏で今季唯一行われるレースとあって、悪天候にも関わらず決勝当日には51,000人もの観客が押し寄せることとなりました。
今回のG'ZOX・SSR・ハセミZは、決勝の直前までさまざまなトラブルに見舞われ続け、今年いちばんの苦戦を覚悟の上でのレースになりましたが、手堅く、かつ粘り強いレース運びによって7位でゴール。その結果、ランキングこそ2位から4位に落としてしまいましたが、トップから10ポイント差に留め、まだまだ王座獲得に可能性を残すこととなりました。
前回のレースではポールポジションを獲得。決勝でも3位入賞を果たしたことから、チームの雰囲気も上々に、ツインリンクもてぎ入りすることとなりました。
台風接近の影響で前線が活発化し、天候が不安定なことが気になるところですが、その一方でこのところの暑さも、かなり落ち着きムードに。ところが、想定よりも気温、路面温度とも低かった影響なのか、金曜日のフリー走行では、タイムが今ひとつ伸び悩んでしまいます。ここまでの結果によってウエイトハンディは60kgにまで達していたかことから、楽な戦いは許されないことは、ある程度承知の上でした。しかし、煮詰めの段階とはいえトップから1秒半の遅れはあまりに予想外。
そのうえ、土曜日の予選は1回目がウェットコンディション。幸い、レインタイヤを投じなければならないほど路面は濡れずに済みますが、セッティングの見直しを余儀なくされてしまいます。
そんな厳しい状況の中、GT500クラス単独のセッションに、まず挑んだのは金石年弘選手でした。しかし、思うようなハンドリングを得られず、16番手につけるのがやっと。2クラス混走のセッションで、エリック・コマス選手がベテランならではの豊富な経験を生かし、コンマ4秒の短縮を果たしますが、ここでは15番手に留まってしまいます。
挽回が期待された予選2回目では、最初のうちはまた小雨ではありましたが、コンディションは不安定。これが最後の単独セッションではついに上がって、タイムアップにも適した状況となりますが、やはりG'ZOX・SSRハセミZは伸び悩んでしまいます。結局、1回目にマークした1分48秒712がベストタイムとなり、16番手から決勝レースに挑むことに。 厳しき状況を打破するため、急きょ予選終了後にエンジンが積み直されることになりました。
決勝レースが行われる日曜日は、いよいよ本格的な雨に見舞われます。早朝のフリー走行が不安定な状況であったことから、コースアウトやスピンが相次ぐ 中、G'ZOX・SSRハセミZは着実に周回を重ねますが、残り5分というところで赤旗が。再開から間もなく、あろうことかG'ZOX・SSRハセミZが2コーナー脇でストップ! ミッショントラブルが原因でした。
そのため、ミッションの交換を強いられることになりますが、メカニックたちによる懸命の作業の甲斐あって、決勝レースには問題なく間に合うことに。この頃には雨もやんでいましたが、まだまだ路面は濡れており、スリックタイヤを履くまでの状態には至っていませんでした。もちろんのこと、ギャンブルはあえて回避し、ライバルチーム同様、インターミディエイトでG'ZOX・SSRハセミZは決勝レースに挑みました。なお、今回のスターティングドライバーは金石選手です。
スタートダッシュも鋭く、オープニングの1周だけで12番手に浮上。さらに先行する車両の後退もあって4周目には10番手に。さらに12周目には9番手にまで順位を上げます。正直なところ、今回のG'ZOX・SSRハセミZは攻めにこそ出ることはできませんでしたが、守りの方は完璧。そんな金石選手の我慢に応えるかのように、ピットクルーたちが素晴らしい仕事を見せてくれました。26周目にピットに入ってコマス選手に交代するとともに、次第に乾いていった路面に対応すべく、スリックタイヤに交換。素早い作業によって、同じ周にドライバー交代を行ったザナヴィニスモZよりも早くピットを離れることに成功します。
全車がドライバー交代を済ませた段階で、G'ZOX・SSRハセミZは9番手を走行。そして、レース終盤にはECLIPSEアドバンスープラをコマス選手が激しく攻め立てます。強烈なプレッシャーに屈したのか、51周目のビクトリーコーナーでECLIPSEアドバンスープラがコースアウト。あわや接触の危機も寸前に回避して、これで8番手に浮上。さらにラスト10周、ポールシッターだったイエローハットYMSスープらが突然ピットに入ったこともあり、もうひとつポジションを上げて7番手に。
レース後、フロント・サスペンションに不具合があったことが発覚し、思うようにペースが上げられない状況だった中、このレースウィークでチームが最も望んでいた7位というポジションでのフィニッシュを果たしました。
次回のレースは10月30〜31日、JGTCは本州を再び離れて九州は熊本県に位置する、オートポリスで開催されます。ストレート以外は絶えずステアリングを切り続けているようなテクニカルコース。十勝での活躍で明らかな通り、G'ZOX・SSR・ハセミZにとって得意とするサーキットのひとつです。予選までの厳しい状況を決勝レースになった打開したこともあり、チームの巻き返しを図ろうという気運は極めて高くなっています。今後とも熱い応援のほど、ぜひよろしくお願いします。
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