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第4戦・十勝スピードウェイ 7月17日(土)〜18日(日)
 
G'ZOX・SSR・ハセミZ 初開催の十勝戦で見事表彰台獲得!

■ 2004 AUTOBACS JGTC 第4戦『北海道グランGT選手権レース』
■ 開催日:7月17日(土)〜18日(日)
■ 天候:予選・晴 / 決勝・晴
■ 観客数:10,500人(17日) / 31,300人(18日)

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 長谷見昌弘監督率いる『ハセミモータースポーツ』とともに、G'ZOXが挑む全日本GT選手権。今シーズンの第4戦はJGTC初開催の十勝スピードウェイが舞台となりました。北の大地でのレースとあって、本来ならば穏やかな気候に恵まれるはずが、記録破りの猛暑に見舞われてしまいます。
  しかし、そんな厳しきコンディションの中、G'ZOX・SSR・ハセミZはポールポジションを獲得。決勝でもレース前半をリードし、後半はトップを明け渡してしまいましたが、3位入賞を果たし、ついにシリーズランキングでも2位に躍り出ることとなりました。

 開幕から一度もリタイアなく、そして前回のセパンでは4位と成績も文字どおり右肩上がり。チーム内のムードも上昇傾向にある中、北海道・十勝スピードウェイでのレースに挑むこととなりました。JGTCこそ初開催の十勝ですが、94年よりスーパー耐久の一戦として24時間レースが開催されており、このレースにはGTでの参加も認められています。それに初年度の94年と、97年にハセミモータースポーツは総合優勝の経験を持ち、まさに相性は抜群のサーキットです。

 それだけに意気揚々と挑んだものの、少々予定外だったのは北海道らしからぬ暑さ。レースウィークの気温は常に30℃を超え、文字どおりホットなレースとなってしまいました。もっとも、この条件はすべてのチームに共通しますから、むしろチームの柔軟な対応が、様々な局面で問われることとなったのです。金曜日のフリー走行では10番手あたりに留まっていたG'ZOX・SSR・ハセミZですが、これはセッティングを徹底的に詰めていたため。
  好調さを物語るかのように、予選1回目はタイムアタックを担当するエリック・コマス選手が一番にマシンをピットロードに並べ、誰よりも早くコースに入っていきました。しかし、逸る気持ちをいさめるかのようにコースコンディションは今ひとつ。結果論ではありますが、道路掃除も同然の状態で走らなければならなかったため、ここでは1分15秒145がベストタイムで、9番手に留まってしまいました。

 しかし、気温こそ1回目とそう変わらないものの、路面のラバーグリップが高まってコンディションが向上した2回目は、本領を完璧に発揮できる状況が整います。先に2クラス混走のセッションで金石年弘選手が走行し、マシンの状態が十分であることが確認されると、GT500単独のセッションでコマス選手が果敢にアタック。その結果、1分14秒136をマークして、G'ZOX・SSR・ハセミZがポールポジションを獲得することとなりました。
  コマス選手にとっては、97年のもてぎオールスター戦以来の快挙。また、初レースに強いハセミモータースポーツにとっては、まさに真骨頂発揮ということにもなりました。

  決勝当日は未明のうちに雨が降り、いったんはコースが濡らされますが、前述のとおりこの週末の太陽はひとたび姿を見せると、まるで焦すかのように強く路面を照らします。その結果、フリー走行は9時から行われたにもかかわらず、何事もなかったように元のコンディションへと回復。決勝レースが始まる頃にサーキットを訪れた人であれば、雨が降ったことさえ気がつかなかったはずです。

 そんな予選までと変わらぬ厳しいコンディションの中、いよいよ決勝レースのスタートが切られます。スタートを担当したコマス選手のダッシュは鋭く、トップをキープしたまま1コーナーへと進入。早々と後続を引き離しにかかります。次から次へと現れるGT300のバックマーカーの処理など、絶妙の一言。ほとんどロスなく脇を通過していくのに対し、逆に後続車両はその度に遅れをとってしまいます。そのため、8周目までは1秒ほどだったマージンは、その2周後には4秒にまで拡大。このあたりはベテランならではのうまさと言えるでしょう。
  スティント後半になっても1分17秒台で走り続けるコマス選手に、このレースでついていける者は存在しませんでした。その結果、ほぼ10秒のリードを稼いだところで金石選手にバトンタッチ。45周目からの後半パートも逃げ切りが期待されました。その段階でG'ZOX・SSR・ハセミZは5番手に後退しますが、これはまだドライバーチェンジを済ませていないクルマがあったため。そういったライバルたちもやがてピットに入って順位を落とすと、金石選手の前にいたのは、もはや1台のみとなります。
 
  が、その1台であるモチュールピットワークZは素早い作業で短時間のうちにピットを離れ、なんとG'ZOX・SSR・ハセミZの逆転を許しません。それでも差は2秒強。残り周回が30周以上あることを思えば、十分射程距離の中にいると予想されていました。時には1分16秒台さえマークして差を詰めた金石選手ですが、あと一歩というところでそのつどGT300車両に行く手を阻まれる展開が続き、やがて再び差は広がってしまいます。
  なんとか2番手はキープしたい金石選手でしたが、その背後からはエッソウルトラフロースープラが迫ります。この時、すでにタイヤの磨耗は著しく、金石選手もペースを上げられない状態に。残念ながら、残り1周というところで逆転を許してしまったG'ZOX・SSR・ハセミZでしたが、3位でのフィニッシュには成功。その結果、今季初めて表彰台に立つことができたとともに、ランキングでもトップとわずか4ポイント差の2位に浮上。開幕以来の連続入賞が大いに功を奏するとともに、タイトル獲得の可能性も十分に感じさせることとなりました。

  次回のレースは9月4〜5日、JGTCは久々に本州、東日本地区に戻って、ツインリンクもてぎで開催されます。今年ここまでのレース展開が物語るとおり、G'ZOX・SSR・ハセミZはサーキットの得手不得手が極めて少なく、どんな状況であっても常に安定した成績を残し続けています。しかも前述のとおり成績は右肩上がり。まだまだ躍進が期待できそうです。チャンピオン獲得も十分夢ではなくなっただけに、今後とも熱い応援のほど、ぜひともよろしくお願いします。

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長谷見昌弘監督のコメント
「シーズン前半の遅れを取り戻すに十分なポールポジション獲得だった。これで車の方向性が見えて良かった。レースの方は2つの失敗があった。1つは他車よりピットインのタイミングが遅く、その間にニュータイヤを履いた22号車Zにそれまでのマージンを帳消しにされてしまった事。もう1つはファイナルラップに6号車スープラを抑えられなかった事。でも、この2つはすぐに対応出来る問題。次のもてぎには40Kgのウエイトがさらに加算されるが、良いレースが出来ると思う。」



金石年弘選手のコメント
「エリックさんが頑張ってくれたのでトップで戻れたのですが、後とのマージンが無くなっていてアウトラップで22号車Zに先に行かれてしまいました。とにかく22号車Zに追いつくようプッシュしてあと1歩の所までいったのですが、攻略できませんでした。ファイナルラップで6号車スープラを抑えられなかったのは反省しています。もっと上手くやっていれば抑えることが出来たと思うので、今後の課題としてよく考えていきます。車の方はデーター量も増えレベルが上がってきているので、これからさらに良くなっていくと思います。次のもてぎはウエイトハンデが厳しくなりますが、シリーズ全般を視野に入れ少しでも多くのポイントを取る走りができるように頑張ります。」



エリック・コマス選手のコメント
「僕はポールポジションからのスタートからトシへのバトンタッチまでに10秒のマージンを稼ぐことを目標に頑張りました。チームが用意してくれたマシンも良かったので、ファステストラップも出し、自分のすべてを出し切りましたよ。ただ、そのマージンもピットストップでロスしてしまい…、残念です。でもポールポジションをとり、チームのポテンシャルが高いことを証明できたし、ポイントランキング2位まで上がることができたのでこれからが勝負。期待していてください。」
 
GT500クラス
順位 NO. ドライバー マシン Time/Diff BEST LAP タイヤ WH
1 22 影山正美/M.クルム モチュールピットワークZ 1:56'32.111 1'15.567 BS 30
2 6 脇阪寿一/飯田 章 エッソウルトラフロースープラ 0'00.686 1'15.911 BS 10
3 3 金石年弘/E.コマス G'ZOX・SSR・ハセミ Z 0'01.693 1'15.517 BS 20
4 36 土屋武士/M.アピチェラ WOODONE トムススープラ 0'22.776 1'15.780 BS 10
5 37 J.コートニー/片岡龍也 DYNACITY トムス スープラ 0'41.446 1'15.591 BS 30
6 32 松田次生/A.ロッテラー EPSON NSX 1'13.154 1'16.541 BS +2
7 39 J.デュフォア/A.クート デンソー サードスープラ GT 1'16.493 1'16.430 BS 70
8 18 道上 龍/S.フィリップ TAKATA童夢NSX 1Lap 1'16.657 BS +1
9 35 服部尚貴/脇阪薫一 イエローハットYMSスープラ 1Lap 1'17.417 DL 40
10 100 中野信治/加藤寛規 RAYBRIG NSX 1Lap 1'16.668 BS +2
11 12 B.トレルイエ/井出有治 カルソニック IMPUL Z 2Laps 1'15.786 BS 30
12 8 金石勝智/伊藤大輔 ARTA NSX 2Laps 1'17.160 BS +2
13 25 織戸 学/D.シュワガー ECLIPSE ADVAN スープラ 3Laps 1'16.790 YH 30(+1)
14 38 立川祐路/荒 聖治 auセルモスープラ 3Laps 1'16.244 BS 60
22 15 橋本元次/N.サイモン AMPREXムルシエラゴ R-GT 6Laps 1'17.779 MI  
23 21 光貞秀俊/植松忠雄 フェラーリ550GTSマラネロ 6Laps 1'18.135 DL  
以上完走(GT500:62Laps)
  1 ザナヴィニスモ Z 本山 哲/R.ライアン 37Laps 1'16.596 BS 60

全参加台数:43台 出走台数:42台 完走台数:39台
タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1:性能引き上げ措置(1ランク)/ +2:性能引き上げ措置(2ランク)
ベストラップ GT500 No.3 エリック・コマス 1'15.517