灼熱のマレーシア、大波乱のレースでG'ZOX・SSR・ハセミZは4位入賞!
■ 2004 AUTOBACS JGTC 第3戦『ジャパンGTチャンピオンシップ マレーシア』
■ 開催日:6月18日(金)〜19日(土)
■ 天候:予選1回目・雨 予選2回目・晴/曇 決勝・晴れ
■ 観客数:24,270人(19日)
 
長谷見昌弘監督率いる『ハセミモータースポーツ』とともに、G'ZOXが挑む2004年全日本GT選手権。3戦目は海を越え、マレーシアのセパンサーキットが舞台となりました。赤道直下の国での開催とあって、何より灼熱の気候が最大のライバルとなるレースは、波乱含みの展開となり、サバイバルゲームの様相も示す中、G'ZOX・SSR・ハセミZは4位でフィニッシュ。3戦連続入賞を果たすこととなりました。
前回のSUGOでのレースから、ほぼ1か月。しかし、実際にはマシンや機材などは船で運ばれるため、レース終了の余韻を残す間もなく、今回のレースへの準備が慌ただしく進められました。なお、常夏の国として知られるマレーシアは、日中の気温が30度を超えることがほとんどで、これまでも厳しい暑さがレース展開を大きく左右してきました。そのことを考慮して、今回は決勝レースのスタートが普段とは異なり、土曜日の午後5時と改められています。
木曜日に行われたスポーツ走行は、2回とも天候には恵まれ……というより、雲ひとつなく、猛暑の中で行われました。気温が38℃、路面温度が50℃にも達した1回目には、G'ZOX・SSR・ハセミZが2分1秒010をマークして4番手に。しかしながら、気温こそ2℃しか下がらなかったものの、路面温度は42℃まで下がった2回目には5番手にこそ留まりましたが、2分0秒636にまでタイムアップ。順調にセットアップも進んでいることから、2分0秒台を予選でのターゲットタイムとすることになりました。
ところが、金曜日は予想外のコンディションとなってしまいます。朝から強い雨、いわゆるスコールが降り、コースをたちどころに濡らしてしまったのです。幸い、予選までには勢いもかなり弱まりましたが、依然としてウェットコンディションのまま1回目がスタートしました。今回のアタック担当はエリック・コマス選手。レインタイヤを履いての走行で、コンスタントに2分14秒台をマークした後、2番手に相当する2分13秒404をマークします。
2回目にはようやく雨も上がって、路面は一部濡れた箇所を残してはいるものの、十分スリックタイヤで走れる状態にまでコンディションは回復。まずは混走のセッションで金石年弘選手が2分5秒610をマークし、状況を確認した後、いよいよコマス選手がマシンに乗り込みます。GT500クラス単独のセッションにおいてコマス選手は力走を重ねますが、当初ターゲットとしていた2分0秒台にはあと一歩届かず。これは先の雨によって、路面のラバーが流され、しかもダスティな状況としていたからです。
全体的に木曜日のスポーツ走行よりタイムが伸び悩む中、G'ZOX・SSR・ハセミZは2分1秒127をベストタイムとして、7番手につけることとなりました。
決勝レースが行われる土曜日は、再びマレーシアらしい天気となり、日差しが肌を突き刺すような状態に戻りました。もちろん、路面状態も回復し、お昼に行われたフリー走行でG'ZOX・SSR・ハセミZは決勝レース本番を想定したセッティングで、2分3秒392をマークして4番手につけることに。
今回、決勝レースのスタートを担当するのはコマス選手です。そのスタートを前にした段階で気温は33℃、路面温度は44℃。すでに時計の針は5時を回っていることを思えば、予想以上に高まっていましたが、G'ZOX・SSR・ハセミZは最もハードタイプのタイヤをチョイス。その意味では狙いどおりの状況となったと言えましょう。その甲斐あって、スタートから間もなくコマス選手はひとつ順位を上げて6番手に浮上。さらに2周目には4番手に上がることとなります。
7周目にデンソーサードスープラGTに抜かれますが、その後はしっかりとポジションをキープし、23周目にコマス選手は金石選手にバトンタッチ。全車がピットインを済ませると、G'ZOX・SSR・ハセミZは4番手に返り咲くこととなります。しかも、32周目には先行するマシンがバックマーカーに追突されてリタイア。これで労せずして3番手に躍り出ることとなりました。
しかし、43周目にアクシデントが発生。G'ZOX・SSR・ハセミZにザナヴィニスモZが後方から迫り、強引に抜こうとしたあまり接触してしまったのです。すぐに復帰できた金石選手でしたが、これで5番手に後退。同じニッサン車同士だっただけに「まさか!」の印象は拭いきれません。その後、トップを走行していたウッドワントムススープラが、タイヤトラブルから順位を落とし、堪えきれずにピットイン。
その結果、G'ZOX・SSR・ハセミZは4番手に返り咲くこととなるのですが、不可抗力とはいえ43周目のアクシデントはあまりにも惜しまれるところです。しかし、これで開幕から3戦連続で入賞を果たし、現在ランキング5位と高い安定感をアピール。4位でのゴールによって今季初めて20kgのウエイトハンディを背負うこととなりますが、今後より一層の躍進が期待できそうです。
次回のレースは7月17〜18日、JGTCは初めて北海道に渡って十勝スピードウェイで開催されます。JGTCとしては初めて挑むサーキットですが、ハセミモータースポーツにとっては、第1回十勝24時間レースを制しており、4月末の事前テストでもトップタイムをマークしている極めて相性のいいサーキットです。最初のレースで勝つ、というジンクスの再現なるかどうか、大いに期待されています。今後も熱い応援のほどよろしくお願いします。
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