2004年全日本F3選手権の第9&10戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催された。G'ZOXがサポートするファオ・パオロ・デ・オリバイラ選手(Honda・M-TEC
F106)は、他を圧倒する素晴らしい速さで後続を引き離し、第9戦で今期2勝目を飾った。第10戦では混乱の中一度は最後尾まで下がったものの、最後まで追い上げをみせ、5位入賞を果たした。
土曜日午前中に行なわれた予選、オリベイラ選手は第9戦で2位、第10戦で今シーズン6回目のポールポジションを獲得。ちなみにオリベイラ選手、今年の予選は全てのレースでポールか2番手と1列目グリッドを獲得する速さをみせている。
午後に行なわれた第9戦は12周で争われる。2番手スタートのオリベイラ選手は無理をせずポジションキープ。トップを走るR・クインタレッリ選手(INGING)の背後にぴったりとつけチャンスをうかがう。レースが動いたのは3周目、他車のコースアウトの影響でデグナーコーナーに撒かれた砂に足をすくわれ、クインタレッリ選手がオーバーラン。そのミスをオリベイラ選手は見逃さず、クインタレッリ選手を冷静にパスしトップに浮上する。オリベイラ選手は最後までプッシュを緩めることなく、後続を8秒引き離し独走でゴール。今シーズン2勝目のチェッカーを受けた。
翌日曜に行なわれた第10戦決勝、オリベイラ選手は前日とは一転大苦戦となった。
ポールポジションのオリベイラ選手はスタートが切られる直前、スイッチのトラブルで消火器が作動しグリッド上で動いてしまう。スタートを切ったものの視界をさえぎられてしまい1コーナーでは最後尾まで順位を落としてしまう。しかし、オリベイラ選手は1周目を終えたときには前車の接触・コースアウトなどもあって、7番手まで順位を戻して追撃を開始。
他車より2秒近く速いファーステストラップを連発しながら猛追を見せるオリベイラ選手に観客は釘付け。山本左近選手(TOM'S)、柳田真孝選手(Threebond)を次々パスし7周目には一気にトップ集団に追いつく圧倒的な速さを見せつけるが、ここでフライングスタートによるペナルティが課せられピットに戻ることに。
コースに復帰したオリベイラ選手は再びファーステストラップをマークしつづけ、5位まで順位を挽回しチェッカーを受けた。優勝は1周目からトップを守りつづけたクインタレッリ選手だった。
ローラ童夢+Hondaエンジンの最強マシンを駆り圧倒的な速さを持つオリベイラ選手、次回は課題のスタートを克服して、大活躍してくれるに違いないだろう。
次回レース:第6ラウンド(第11&12戦)
日程:2004年7月31日(土)〜8月1日(日)
会場:スポーツランド菅生(宮城県) |