夏場の車内をすばやく冷やす方法は?

夏場、車でのお出かけの際に困るのが、駐車後の車内の熱気。車に乗った瞬間、その暑さにびっくりすることがあります。場合によっては、車内温度が60℃以上になることも。
そこで今回は、車内の温度をすばやく下げる方法と、駐車時に車内温度を上げないための対策をご紹介します。

ドアと窓の開閉で、車内温度を下げる方法

夏場であれば、駐車時の車内温度は外気よりも10℃以上高くなります。車内の温度を下げるために、まずは車に乗り込む前に車内の温度を外気と同じ温度にまで下げましょう。その方法がこちら。

1.助手席の窓を全開に。それ以外の窓はすべて閉めておきます。
2.運転席のドアを数回開けたり閉めたりします。

これで車内に外気が取り込まれるので、車内温度を外気とほぼ同じ温度にまで下げることができます。
トランクのドアも数回開け閉めすると、さらに効果的です。

このように、まずは外気と同じ温度まで車内温度を下げることで、その後の冷房も効きやすくなります。

エアコンの外気導入モードで、車内温度を下げる方法

次にご紹介するのは、エアコンを使った方法です。
エアコンの外気導入モードを選択し、温度設定を一番冷たく、風量を最大に。この設定で1分程度エアコンをかけます。こうすることで車内の空気と外気を入れ替えることができます。
ある程度温度が下がったら、内気循環モードに切り替え、設定温度や風量を調整しましょう。

駐車時に車内温度を上げないための対策

車内温度が上昇する主な原因は、太陽の日射熱です。車内温度を上げないようにするには、日射熱を遮断するのがポイントです。

・日陰や屋根のある場所に駐車する
日射熱を防ぐには、炎天下に車を駐めないことが大事。木や建物の影があるところや、立体駐車場であれば屋上ではなく屋根のある階を選択しましょう。

・カーサンシェードを利用する
カーサンシェードは、車の窓面に内側から取り付ける日除けのこと。使い方は簡単です。フロントガラス部分に内側から取り付けるだけ。熱くなりやすいダッシュボード部分もしっかり隠すようにしましょう。カーサンシェードを取り付けるだけで、取り付けないときと比べて車内温度は10℃以上下がるといわれています。
カーサンシェードの中でも特に効果的なのは、表面が光を反射しやすい銀色や白色で厚みのあるもの。ホームセンターやカー用品店で販売されていますので、用意しておきましょう。

・断熱フィルムを利用する
窓に貼る断熱フィルムも効果的です。フロントやサイドのガラスに貼るだけで、日射熱を防げるだけでなく車内の温度を一定に保つ効果が期待できます。また、種類によっては紫外線をカットしてくれるものもありますので、車内での日焼け対策にもなります。なお、色の入っている断熱フィルムをフロントガラスや運転席、助手席のガラスに貼ることは禁止されていますので透明タイプを選んでください。

車内温度対策で、夏場のカーライフを快適に

ドライバーや同乗者にとって夏場の車内温度対策は必須。対策と予防策を実践して、快適なカーライフを送りましょう.。