車をかっこ良く見せるには、細かなところが肝心!メッキ部分に付いた白いシミの取り方

車のエンブレムやグリル、ドアモールなどのメッキ部分のきらめきは、車の高級感を演出するポイントのひとつ。しかし同時に、この部分は汚れが溜まりやすく、さらには光の反射で汚れが目立ちやすい箇所でもあります。特に輸入車は国産車に比べ、メッキの素材が違うことから、汚れが付着したまま放置していると劣化が進んでしまいます。そこで今回は、メッキ部分の汚れの原因や汚れを落とす方法、そして汚れをつきにくくするための対策についてご紹介します。

メッキ部分につく白い斑点状の汚れ……その正体は?

メッキ部分で特に気になるのは、通称“白サビ”とも呼ばれる白い斑点状のシミ汚れ。これは、雨が降った後や洗車をした後にメッキ部分に残った水分が蒸発し、ミネラル分だけが残った状態です。除去せずに放置していると同じ場所にどんどん蓄積していきます。また、太陽光や車が発する熱によってシミ汚れの硬度は高くなります。このような性質があるため、時間が経過するにつれて除去するのはどんどん難しくなってしまいます。

シミ汚れを落とす方法は?

メッキ部分についた白いシミ汚れを除去するには、メッキ専用のクリーナーを使うのがおすすめです。クリーナーを柔らかい布に取り、なでるように優しく拭いていきます。このとき、力を入れ過ぎるとメッキに細かいキズがついてしまうので注意しましょう。時々、乾いたタオルで拭き取って汚れの落ち具合をチェック。
定期的に手入れをすることで、シミ汚れの付着を予防することにもつながります。

それでも落ちない白い斑点、もしかしたらメッキの腐食かも……

メッキ部分についた白いシミ。クリーナーで磨いても落ちない場合にはメッキの腐食の可能性も。
メッキ部分に腐食が見られる場合、クリーナーなどを使って自分で除去するのはなかなか困難です。早めにカー専門店などに相談しましょう。

メッキ部分の汚れをつきにくくするには?

斑点状のシミ汚れをつきにくくし、メッキの腐食を防ぐためには、日頃からのこまめな洗車とメンテナンスが重要です。洗車時には、ボディ部分だけでなくメッキ部分もしっかり洗浄するようにしましょう。その際、水分がついたままの状態で放置するとその部分にシミ汚れができてしまうので、水分はすぐに拭き取ることがポイントです。
これは雨が降った後でも同じこと。車が雨にさらされたら自然乾燥させるのではなく、なるべく早めに雨水を乾いたタオルで拭き取りましょう。

いかがでしたか。
メッキ部分がピカピカなら、車はもっと美しく見えるものです。これからの季節の行楽やドライブに備えて、手入れをしてみてはいかがでしょうか。