渦巻きキズは消せる!?ボンネットにうっすら見える渦巻きキズの消し方

昼間の太陽光や夜の街灯に当たると目立つ、ボンネットの渦巻き状のキズ。特に、濃色車の場合、気になることも多いのではないでしょうか。こういったキズが付いていると、車の外観の美しさが損なわれてしまいます。
そこで、今回はこの渦巻き状のキズの原因や対策、消し方についてご紹介します。

どうしてこんなキズが付いてしまうの?

ボディにできる渦巻き状のキズは、洗車キズや磨きキズと言われ、洗車やワックスがけのときの摩擦が原因となることがほとんど。例えば、目の粗いスポンジを使って強い力でゴシゴシと車を洗ったりすると、このようなキズになってしまうことがあります。
また、旧式の洗車機の使用も渦巻きキズをつくる原因に。旧式の洗車機は最新式の洗車機とは異なり、硬い材質のブラシなどが使われている場合もあるため、一見すると汚れが取れてピカピカになったように見えても、実は細かなキズが付く恐れがあります。

渦巻きキズを付けない洗車の仕方

ボディに渦巻き状のキズを付けないようにするためには、洗車の仕方がポイントとなります。
ここでは、手洗いでの洗車方法についてご紹介します。手洗いの際には、以下の点に気をつけましょう。

・洗車に使うスポンジはなるべく目の細かく柔らかいものを
目の粗いスポンジは、ボディをキズつける最大の要因。なるべくボディを優しくこすれるものを選び、定期的に買い換えましょう。

・力任せにこすらない
汚れが取れなくても、ゴシゴシ強くこするのはNG。力を入れず優しくなでるように洗いましょう。そのためにも、鳥のフンや泥はねなど時間が経つとなかなか取れない汚れは気づいたらすぐに除去するように心がけましょう。

・風の強い日や、炎天下の日中には洗車をしない
風の強い日に洗車をすると、知らず知らずのうちにホコリや砂などがスポンジに巻き込んでしまいます。そのような状態でボディをこすれば、こする度にキズを付けてしまいます。また、炎天下での洗車も望ましくありません。炎天下ではボディ表面が高温になるため、ボディについた水滴はすぐに蒸発します。そしてイオン成分だけが表面に残留し、イオンデポジットと呼ばれる白っぽいシミに。このシミはなかなか取れないため、落とそうとする際に渦巻き状のキズを付けてしまうこともあります。

以上の点に気をつけて洗車を行なうことで、渦巻き状のキズが付きにくくなります。

ついてしまった渦巻きキズの対処法

さまざまな工夫を施すことで、ボディの渦巻きキズは防ぐことができます。とはいえ、場合によっては不意にキズを付けてしまうこともあります。そんなとき、自分でも簡単にできる渦巻きキズの対策方法があります。
使うものは、コンパウンドという研磨剤。これをスポンジにつけて同じ方向に向かって優しく磨いていきます。時々タオルで拭き取りながら、キズが消えているかどうかチェックを。また、キズ消しタイプのワックスやカーシャンプーを使っても、ボディの渦巻きキズを消すことができますので、必要に応じてお試しください。なお、ガラス系コーティングなど、プロ施工コーティングが施工されている車には、市販のコンパウンドやキズ消しタイプのワックスなどは使用できないことがほとんどですので、コーティングを施工されたショップに確認するようにしましょう。
キズが広範囲にわたっている場合やひどい場合、または自分できれいにする自信がない場合は、カー専門店などに作業を依頼することがいいでしょう。

いかがでしたか。
常に車を美しく保つためには、日頃からキズを付けないよう対策をするとともに、ついてしまったキズは早めに修繕するのが吉。ぜひ愛車のボディメンテナンスのひとつとして、渦巻きキズ対策を行ないましょう。