ホイールの汚れ、そのままで大丈夫?足回りをキレイにする方法

車のボディはピカピカなのにホイールなどの足元部分が汚れていれば、車全体の印象も悪くなってしまいます。せっかく車をきれいにするなら、ボディだけでなくホイールもきれいにしたいもの。
以下では、大切な愛車のホイール汚れの取り除き方やきれいに保つ方法についてご紹介します。

ホイール汚れの原因とは

車のボディに付着する汚れは、雨などの水分汚れやホコリ汚れが大半ですが、ホイールに付着する汚れは、走行時の泥汚れなどはもちろんのこと、それ以上に「ブレーキダスト」と呼ばれる汚れが厄介です。
ブレーキダストは、ブレーキを踏んだ際に生じる金属製の粉汚れです。摩擦熱でとても高温になりホイールに飛び散ると焼き付いてしまうため、ついてすぐなら洗車で落とすことも不可能ではないですが、放置すると酸化が進行し、ホイールの塗装表面に食い込むように固着してしまい、普通の洗車では落とせなくなります。

頑固なホイール汚れの取り除き方

ホイール汚れが頑固な場合は、ホイール汚れの専用クリーナーを用いて洗うのがおすすめです。洗い方の手順は、以下の通りです。

1.まずはホースの水圧を利用して、汚れを洗い落とします。
2.次に、ホイール全体に専用のクリーナーを吹きかけます。
3.スポンジでこすり洗いします。
4.水で洗い流せば、完了です。

シャンプーだけでは落としきれなかった頑固なホイール汚れは、専用のクリーナーを用いることできれいに落とすことができます。尚、専用のクリーナーでも落ちにくいような強固に固着したブレーキダストは、研磨材を配合したものや強酸タイプのクリーナーで除去することも可能ですのでお試しください。

美しさを持続させるには

雨やホコリ以外でもブレーキダストにより汚れやすいタイヤのホイール。きれいにした後は、少しでも長くその美しさを維持したいもの。汚れを取り除いた後のホイールの美しさを持続させるには、ホイールをコーティングしておくことがオススメです。市販タイプのホイールコーティング剤を使用して汚れにくくすることもできますし、プロに依頼し、ホイール表面にガラス系のコーティングを施工してもらうことも可能です。ホイールにコーティングをすることで、ブレーキダストなどの汚れを付きにくく、またついたとしてもシャンプー洗車で汚れを落としやすくなるため、キレイな状態が長持ちします。

ついついボディのきれいさだけを維持・発揮することに偏りがちなメンテナンス。タイヤホイールも汚れやすいことを知り、きれいに保ちましょう。周りから「キレイな車」や「カッコイイ車」と思わず振り返られるためにも、ボディだけでなくホイールの日々のメンテナンスが大切です。